令和7年1月23日、「はにわ会計事務所」(藤井寺市、代表=西重徳こと牧重徳)は、自らのツイッター上で、大阪地方検察庁に書類送検されていたことを明らかにした。
西重徳氏の発信によれば、西重徳氏を告訴したのは氏名等未詳の女性で、「告訴、送検されたことは大変遺憾」であるとしている。
刑事訴訟法等により、告訴状が受理された場合、事件は必ず送検される。被疑者が逮捕されている場合は身柄送検、逮捕されていない場合は書類送検と呼ばれる。西重徳氏は、「私は逮捕されます」とも発信していたが、実際には逮捕されなかったとみられる。
西重徳氏が告訴・送検された容疑やその詳細は不明だが、西重徳氏は、令和6年11月22日にも「私は警察に逮捕されるかもしれん」とツイートしていた。12月7日には、同業の「行政書士法人ひとみ綜合法務事務所」の補助者の女性の「自撮り画像」のツイートを引用RTする形で、「顔が不自然です。加工して、加工して、加工しまくって。こんなのあかんわ」と投稿したところ、女性から「大阪府行政書士会南大阪支部の西重徳(牧重徳)さん、士業には品位保持義務があります。こうしたことはおやめになった方がよろしいかと。これまでの誹謗中傷のスクショ全て警察に提出しています。被害届を出した弊所行政書士が天王寺署の刑事さんから相手をしないよう言われたので最初で最後の忠告です。」と警告を受ける一幕もあった。この「忠告」に対し、西重徳氏は「やかましい」と反論している。
今回の書類送検との関連性は不明だが、これらのトラブルの延長線上の事件と思われる。
書類送検された西重徳氏は、本人によれば、その後不起訴処分を受けたという。もっとも、不起訴処分の理由は明かされていない。不起訴処分には、「嫌疑なし」「嫌疑不十分」「起訴猶予」などの種類があるが、統計上、大部分は「嫌疑不十分」か「起訴猶予」とされ、それ以外は珍しい。
翌日の24日には、西重徳氏が補助者女性の容姿を揶揄していた「ひとみ綜合法務事務所」の代表・三木ひとみ氏が、行政書士を告訴し、起訴猶予処分となった事件の存在を明らかにした。しかし、本件との関連性は明確になっていない。ただ、西重徳氏は税理士であるものの、行政書士も兼業しているという。
西重徳氏の動向を追っている元行政書士で興信所経営者の宮城史門氏は、「はにわ会計事務所をめぐるトラブルは絶えないが、トラブルを隠蔽するのではなく、自ら積極的に公開する西重徳氏の姿勢は、オープンで透明性の高いものであり高く評価できる。ただし、日本の刑事実務上、仮に不起訴になっても事件は前歴として残り、今後同じようなトラブルを起こすと逮捕、勾留、起訴される可能性が飛躍的に高くなる可能性がある。今後の活動には相当気を使った方がいいだろう」とコメントした。
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