令和7年1月9日、高知弁護士会は、第一すいめいマンション(香南市)に事務所を置く弁護士が弁護士登録を抹消することを明らかにした。抹消は同日付。昨年12月下旬、弁護士から抹消の申請があり、日本弁護士連合会が同日付で認可した。
東京都板橋区の男性が同じ12月頃、弁護士に紛議調停を申し立てたことが契機となったと思われる。
男性は、弁護士の国選弁護を受けたものの、約束したはずの事件記録の一部の返却がなかった、再審請求のため残りの事件記録も貸してほしいとして高知弁護士会に紛議調停を申し立てていた。男性は、「弁護してもらっていた当時から、弁護士には、どんな方法で何度連絡してもほとんど連絡が付かなかったため、やむを得ず、電話に折り返しがなかった時点で紛議調停を申し立てた。登録抹消とは、何か不都合があったのだろうか。今後は弁護士会を介した手続は使えないため、事務所を撤収してしまい完全に住所不明になる前に、民事訴訟を起こすなどして事件記録を確保するしかないと思っている。心苦しいが、真実を明らかにするためやむを得ない。」などと話している。
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